海に沈んだ空
いえいいえい。
日本に一時帰国しましたほたかです。まあ、またすぐ帰るんですけど…
帰ってみたらびっくり、雪が全然無い!岩手なのに!二月なのに!
今年は異常気象で、むしろ東京の方が冷えて雪降ったそうですねー。
なんとまあ。どこもかしこも異常気象。
さて 帰りの飛行機からの眺めが凄かったので、これは是非ご紹介をしたい。
まずはケアンズ空港の南国植物たち:
そしてメイン。「海に沈んだ空」。
最近の飛行機の窓は、スライド式の板ではなく、窓自体の透明度 (明:クリア~青~暗青:暗) によって眩しさ調節するみたいですね。客席の窓にボタンが付いてて、各々それを押して好きな明るさの窓にする…という。離着陸の時だけは強制的にクリアな窓、睡眠時間の時はいったん強制的にダークブルーになるのですが、それ以外の場面では調節可能。
…とまあそれで、睡眠時間に一気に窓が青暗くなったとき、外を見たらこんな世界で。まるで海の中、まっさらな砂の上に浮かんだ雲のような。その上を泳いでいるかのような。そんなかんじ。
夕日がまた素晴らしくて。青い窓のせいで、太陽が丸くくっきり見えたり、それがどんどん加速するかのように地平線に吸い寄せられて、さいご、真っ赤に。驚くくらい真っ赤に。血の色の太陽ってあれだとおもう。まさにあれ、悪魔の真っ赤な目が、ゆっくりと閉じられていくかのような、なんだかスローモーションで見ているような、そんな移り変わりを、時間を忘れて眺めていましたとさ…
写真に巧く移せなかったのが残念。とっさにあいぽんのお絵かきアプリで描いてメモしたものがあるので、それをいつか清書したい。
ついでに当時あいぽんにメモしてたつぶやきをどうぞ:
さっきまで高い位置に太陽があって、眩しく、窓際は暖かかったんだけど、いま翼と重なる位置で、海面にはオレンジ色の光が映っている
窓の青いフィルタのせいか、沈んでゆく夕日が丸くオレンジ色にはっきり見える… ってか沈むの早いな。みるみるうちに見えなくなっていく
うわ、沈み切るときめっちゃ真っ赤!Rの原色くらい鮮やか真っ赤!気持ち悪いしきれい
なんつうか、悪魔の片目がだんだん閉じていくような…完全に沈みきったら、こんどは地平線が名残惜しそうに血の色の光を残していった…それもすぐ消えて、いよいよ闇が濃くなる